大型犬用ドッグフードおすすめ13選|選び方と給餌量の目安を解説

大型犬は小型犬に比べて体への負担が大きく、関節や股関節のトラブルが起きやすいといわれています。同じ「ドッグフード」でも、粒の大きさやカロリー設計、価格帯まで大型犬向けに配慮されているかどうかで、愛犬の食べやすさや継続のしやすさが変わってきます。
この記事では、大型犬用ドッグフードの選び方のポイントを整理したうえで、関節ケアや低脂肪設計など特徴の異なる13商品を比較します。筆者自身も柴犬を10年以上、現在はポメラニアンを飼育しており、犬種や体格によってフード選びで気にするポイントが変わることを実感してきました。体重別の給餌量の目安もあわせて紹介するので、愛犬に合った1品を見つける参考にしてください。
大型犬とは?体重の目安と小型犬用フードとの違い
ドッグフードのパッケージでよく見る「大型犬」の区分は、体重や骨格をもとにした目安です。まずは大型犬の定義と、小型犬用フードとの違いを押さえておきましょう。
大型犬・超大型犬の体重の目安
明確な国際基準があるわけではありませんが、成犬時の体重がおおむね25kg以上の犬種は大型犬、40kg前後を超える犬種は超大型犬と呼ばれることが多いです。ゴールデンレトリバー・ラブラドールレトリバー・ジャーマンシェパードなどが代表的な大型犬種で、グレートデンやセントバーナードなどは超大型犬に分類されます。
小型犬用フードとの主な違い
小型犬用フードは代謝の速さに合わせてカロリー密度が高めに作られているのに対し、大型犬用フードは体重あたりの必要カロリーが少ない分、脂質を抑えた設計が多い傾向があります。また、早食い・丸のみによる消化不良を防ぐため、粒のサイズが一回り大きく作られている商品も少なくありません。
大型犬用ドッグフードの選び方5つのポイント
大型犬は体格が大きい分、フード選びを間違えると体への負担や家計への影響も大きくなりがちです。以下の5つのポイントを押さえて選ぶと失敗しにくくなります。
関節・股関節をサポートする成分が入っているか
大型犬は体重が関節にかかる負担も大きいため、股関節形成不全や関節炎のリスクに配慮したいところです。グルコサミン・コンドロイチン・緑イ貝(グリーンリップドマッセル)など、関節の健康維持に役立つとされる成分が配合されたフードを選ぶと安心感があります。

粒の大きさ・噛みやすさ
粒が小さすぎると大型犬は噛まずに丸のみしてしまい、消化不良や早食いの原因になることがあります。全犬種対応のフードでも、大粒タイプや硬さのあるタイプを選ぶと、しっかり噛んで食べる習慣がつきやすくなります。
カロリー・脂質バランス(成長期・肥満対策)
大型犬は成長期に骨格が急速に発達するため、子犬期に高カロリー・高カルシウムのフードを与えすぎると、成長スピードが早まりすぎて関節への負担につながることがあるといわれています。成犬になってからも、運動量に対して脂質・カロリーが高すぎると肥満を招きやすいため、ライフステージに合った配合かどうかを確認しましょう。
内容量とコスパ(継続のしやすさ)
大型犬は1日あたりの給餌量が小型犬の数倍になるため、少量パッケージのみのフードだと継続コストが高くなりがちです。大容量パックの有無や定期コースの割引率をチェックし、1食あたりのコストで比較すると無理なく続けやすいフードを見つけやすくなります。
皮膚・被毛・消化器などの体質への配慮
大型犬種の中には皮膚トラブルを起こしやすい犬種もいます。オメガ3・オメガ6脂肪酸など皮膚・被毛の健康に配慮した成分や、消化に配慮した食物繊維・乳酸菌などが含まれているかも、愛犬の体質に合わせて確認しておきたいポイントです。
【筆者体験】犬種や体格によるフード選びの違い
筆者は実家で柴犬を10年以上飼育し、現在は3歳のポメラニアンと暮らしています。どちらも大型犬ではありませんが、同じ「フードを選ぶ」という作業でも、体格や運動量によって気にするポイントがまったく違うと実感してきました。
柴犬は活発でよく動く犬種だったため、フードの脂質量や運動量とのバランスを意識して選んでいました。一方、小型犬のポメラニアンは一度に食べられる量が少なく、粒の大きさで好き嫌いが出やすいと感じています。体格が変われば必要な栄養バランスも粒のサイズも変わるため、大型犬を飼っている方は、パッケージに記載された対象犬種・体重の目安を必ず確認したうえで選ぶことをおすすめします。
大型犬用ドッグフードおすすめ13選【価格・特徴を比較】
ここからは、大型犬にも与えやすい設計のドッグフードを13商品紹介します。主原料や大型犬向けのポイントが異なるので、下の比較表も参考にしながら愛犬に合った1品を探してみてください。
| 商品名 | 価格目安 | 内容量 | 主原料 | 大型犬向けポイント |
|---|---|---|---|---|
| カナガン | 6,436円〜 | 2kg | チキン生肉・チキンミール50%以上 | 高たんぱく・低脂質で運動量の多い犬に |
| モグワン | 5,940円〜 | 1.8kg | チキン&サーモン | 全犬種対応の定番、毛艶ケアにも配慮 |
| このこのごはん | 5,230円〜 | 1kg | 鶏肉・鹿肉・馬肉・鯛 | 小型〜大型犬まで対応と明記 |
| ミシュワン | 4,900円〜 | 2.0kg | 動物性たんぱく質60%以上+緑イ貝 | 関節ケア成分配合、股関節に負担のかかりやすい犬に |
| 馬肉自然づくり | 4,980円〜 | 1kg | 馬肉中心の16種国産食材 | 低脂肪・高たんぱくでアレルギーが気になる犬に |
| うまか | お試し300円台〜 | 300g〜 | 九州産華味鳥 | 足腰・消化が気になる犬、関節ケア成分配合 |
| ペトコトフーズ | 3,720円〜 | 150g×4パック | 国産食材のフレッシュフード | 主食のトッピング・食が細い犬向け |
| ロイヤルカナン マキシ アダルト | 7,000円〜 | 4kg | 独自配合(骨・関節ケア設計) | 大型犬専用フード、動物病院でも取り扱いの定番 |
| アカナ アダルトラージブリード | 19,305円〜 | 11.4kg | フレッシュチキンなど動物性たんぱく質中心 | ラージブリード専用のグレインフリー設計 |
| サイエンス・ダイエット 大型犬用 成犬 | 10,490円〜 | 12kg | チキン | 大粒設計、店舗で買いやすい定番ブランド |
| ネルソンズ 大型犬用 | 25,912円〜 | 10kg | 肉類50%以上 | 30kg以上の大型犬種・超大型犬向け設計 |
| ニュートロ ナチュラルチョイス 中型犬〜大型犬用 | 4,785円〜 | 3kg | チキン&玄米 | 中型犬〜大型犬向け、店舗でも購入しやすい |
| ユーカヌバ ラージアダルト | 13,900円〜 | 15kg | チキン・七面鳥 | 筋肉・関節ケアを意識した設計、大容量でコスパ良好 |
カナガン
カナガンは、チキン生肉・チキンミールを50%以上使用したグレインフリー(穀物不使用)のドッグフードです。タンパク質含有率が高く、大型犬に理想的とされるカロリーと脂質のバランスで設計されています。小麦の代わりにサツマイモやエンドウ豆などを炭水化物源に使い、保存料・香料・着色料などの人工添加物は使用していません。ボーダーコリーやゴールデンレトリバーなど中〜大型犬にも対応できるとされていますが、脂肪分が多めのため、運動量の少ない犬や肥満気味の犬には量を調整してあげましょう。
| 主原料 | チキン生肉・チキンミール50%以上 |
| タイプ | ドライ(グレインフリー) |
| 原産国 | イギリス |
| 対象 | 全犬種・全年齢対応 |
モグワン
モグワンは、動物性タンパク質を50%以上使用したグレインフリーのドッグフードです。チキンとサーモンを主原料に、リンゴやカボチャ、海藻などの食材も配合されています。累計販売数500万個を超える実績があり、全犬種・全年齢対応なので大型犬の子犬からシニア犬まで幅広く与えられます。

| 主原料 | チキン&サーモン |
| タイプ | ドライ(グレインフリー) |
| 原産国 | イギリス |
| 対象 | 全犬種・全年齢対応 |
このこのごはん
このこのごはんは、鶏肉・鹿肉・馬肉・鯛など国産の厳選素材を使用した無添加フードです。香料・着色料・保存料・酸化防止剤(BHA・BHT)を使用せず、小麦グルテンフリーでアレルギーにも配慮した設計になっています。
小型・中型・大型犬まで対応と明記されており、体重や年齢に応じて給与量を調整しながら幅広い犬種で使えるのが特徴です。
ブランドからは大型犬専用に粒サイズを大きくした「大型犬のためのこのこのごはん」も展開されているので、粒の大きさが気になる場合は公式サイトであわせて確認してみてください。

| 主原料 | 鶏肉・鹿肉・馬肉・鯛 |
| タイプ | ドライ |
| 原産国 | 日本 |
| 対象 | 小型〜大型犬まで対応と明記 |
ミシュワン
ミシュワンは、動物性タンパク質を60%以上使用した国産の全犬種・全年齢対応フードです。関節の健康に配慮したスーパーフード「緑イ貝(モエギイガイ)」を配合し、股関節に負担がかかりやすい大型犬・シニア犬の関節ケアを意識した設計になっています。
皮膚ケアに役立つとされるオメガ3・オメガ6脂肪酸も含まれており、毛並みや涙やけが気になる犬にも選ばれています。
| 主原料 | 動物性たんぱく質60%以上+緑イ貝 |
| タイプ | ドライ |
| 原産国 | 日本 |
| 対象 | 関節・股関節に負担のかかりやすい犬 |
馬肉自然づくり
馬肉自然づくりは、熊本で肥育された馬肉を主原料に、16種類の国産食材を使用したフードです。高タンパク・低脂質な馬肉は、体が大きく肥満に注意したい大型犬にも取り入れやすい食材とされています。
オイルコーティング・保存料・香料・酸化防止剤を使用しない無添加設計で、小麦を使わないグルテンフリー仕様のため、食物アレルギーが気になる犬にもおすすめです。
| 主原料 | 馬肉中心の16種国産食材 |
| タイプ | ドライ(グレインフリー) |
| 原産国 | 日本(熊本) |
| 対象 | 食物アレルギーが気になる犬 |
うまか
うまかは、九州産の華味鳥(鶏肉・鶏レバー)を主原料にした国産フードです。
高タンパク・低脂肪の華味鳥に加え、足腰の健康をサポートするグルコサミン・コンドロイチン、腸内環境に配慮したビフィズス菌・オリゴ糖も配合されており、関節への負担が気になりやすい大型犬にも取り入れやすい設計です。
着色料・保存料無添加で、30g・300gのお試しサイズから始められます。
| 主原料 | 九州産華味鳥(鶏肉・鶏レバー) |
| タイプ | ドライ |
| 原産国 | 日本(九州) |
| 対象 | 足腰・消化が気になる犬 |

ペトコトフーズ
ペトコトフーズは、獣医師が開発した国産のフレッシュドッグフードです。4Dミート(死骸・病気・障害・瀕死の動物由来原料)や添加物を使わず、スチーム加熱と急速冷凍によって食材本来の風味や栄養を閉じ込めています。
大型犬の主食としてすべてを置き換えると量的にコストがかかりやすいため、いつものドライフードにトッピングして嗜好性を高めたい場合や、食が細い犬・食欲が落ちがちなシニア期の大型犬への活用がおすすめです。
ここまでの7商品に加えて、動物病院やペットショップ、ドラッグストアでも手に取りやすい大手メーカーの大型犬用ドッグフードを6商品紹介します。通販でのお試しに抵抗がある場合や、近くの店舗で今すぐ購入したい場合の選択肢として参考にしてください。
| 主原料 | 国産食材のフレッシュフード |
| タイプ | 冷凍フレッシュフード |
| 原産国 | 日本 |
| 対象 | 主食のトッピング・食が細い犬向け |
ロイヤルカナン マキシ アダルト
ロイヤルカナンは獣医師にも推奨されることが多い世界的なペットフードブランドで、動物病院での取り扱いも豊富です。「マキシ アダルト」は生後15カ月齢〜5歳未満の大型犬専用に設計されたラインで、大きな顎でも噛みやすい粒形状と、骨・関節の健康維持に配慮したミネラルバランスが特徴です。人工着色料は使用していません。
| 主原料 | 独自配合(骨・関節ケア設計) |
| タイプ | ドライ |
| 原産国 | フランス(ロイヤルカナン) |
| 対象 | 大型犬用成犬(生後15ヶ月〜5歳未満) |
アカナ アダルトラージブリード
アカナはカナダのチャンピオンペットフーズが手がけるプレミアムドッグフードで、「アダルトラージブリード」は大型犬専用に開発されたラインです。
地元産のフレッシュな食材を使った動物性たんぱく質中心のグレインフリー設計で、大型犬の体格に合わせて粒の大きさが調整されています。11.4kgの大容量パックのみの展開のため、継続して与える前提だとコスパを出しやすいフードです。
| 主原料 | フレッシュチキンなど動物性たんぱく質中心 |
| タイプ | ドライ(グレインフリー) |
| 原産国 | カナダ |
| 対象 | ラージブリード(25kg以上)専用 |
サイエンス・ダイエット 大型犬用 成犬
サイエンス・ダイエットは全国の動物病院やペットショップで幅広く取り扱われている定番ブランドです。「大型犬用 成犬」は1〜5歳の大型犬向けに粒を大きめに設計されており、店舗で実物を確認してから購入できる安心感があります。
皮膚・被毛や消化のケアに配慮した設計で、初めてのフード選びで失敗したくない場合にも選びやすい商品です。
| 主原料 | チキン |
| タイプ | ドライ(大粒) |
| 原産国 | アメリカ(サイエンス・ダイエット) |
| 対象 | 大型犬用成犬(1〜5歳) |
ネルソンズ 大型犬用
ネルソンズは英国のトップブリーダーが開発したドッグフードで、原材料の50%以上に肉類を使用しているのが特徴です。全犬種対応ラインとは別に「大型犬用」も展開されており、体重30kg以上の大型犬種・超大型犬に向けて大粒・大容量に設計されています。穀物不使用、香料・着色料無添加で仕上げられています。
| 主原料 | 肉類50%以上 |
| タイプ | ドライ(グレインフリー) |
| 原産国 | イギリス |
| 対象 | 体重30kg以上の大型犬・超大型犬 |
ニュートロ ナチュラルチョイス 中型犬〜大型犬用
ニュートロ ナチュラルチョイスは、中型犬〜大型犬用として体格に合わせたラインが用意されているシリーズです。チキンと玄米を主原料に、香料・着色料無添加で仕上げられています。ドラッグストアやペットショップでも取り扱いが多く、通販に抵抗がある場合や急な買い足しをしたい場合に選びやすいフードです。
| 主原料 | チキン&玄米 |
| タイプ | ドライ |
| 原産国 | アメリカ(ニュートロ) |
| 対象 | 中型犬〜大型犬用 |
ユーカヌバ ラージアダルト
ユーカヌバは、実績のあるブリーダーやアスリート犬からの支持も厚いブランドです。「ラージアダルト」は1歳以上・体重25kg以上を目安とした大型犬用に設計されたラインで、肉類を主原料に筋肉や関節の健康維持を意識した栄養バランスが特徴です。15kgの大容量パックが中心のため、給餌量の多い大型犬でも1kgあたりのコストを抑えやすいのがメリットです。
| 主原料 | 肉類(筋肉・関節ケア設計) |
| タイプ | ドライ |
| 原産国 | オランダ(ユーカヌバ) |
| 対象 | 大型犬用成犬(1歳以上・体重25kg以上) |
大型犬に与える量の目安(体重別)
ドッグフードの給与量は商品のカロリー設計によって異なるため、まずはパッケージに記載された給与量表を基準にするのが基本です。ここでは体重別のおおまかな考え方を紹介します。
25kg前後の大型犬の場合
体重25kg前後の成犬・活動量が標準的な犬であれば、多くのドライフードで1日あたり300〜400g程度が目安として記載されていることが多いです。ただしフードのカロリー密度によって差が出るため、必ず商品パッケージの給与量表を確認し、体型を見ながら量を調整しましょう。
40kg以上の超大型犬の場合
グレートデンやセントバーナードなど体重40kgを超える超大型犬の場合、1日あたりの給与量が500g以上になることも珍しくありません。給餌量が多くなる分、フードのコストも上がりやすいため、大容量パックや定期コースを活用してコストを抑える工夫がおすすめです。
子犬期・シニア期は量とフードの種類を見直す
大型犬の子犬期は成長スピードが早く、カロリー・カルシウムを過剰に与えると骨格の急成長により関節への負担が増える可能性があるといわれています。成長期用(パピー用)フードの給与量表に従い、体重の増え方を見ながら調整しましょう。シニア期に入ったら、代謝の低下に合わせてカロリー控えめ・関節ケア成分入りのフードへの切り替えも検討してみてください。
大型犬用ドッグフードに関するよくある質問
大型犬のフード選びで飼い主からよく寄せられる質問をまとめました。
まとめ|愛犬に合った大型犬用ドッグフードを見つけよう
大型犬用ドッグフードを選ぶときは、関節ケア成分の有無・粒の大きさ・カロリーバランス・コスパ・皮膚被毛への配慮という5つのポイントを押さえておくと失敗しにくくなります。柴犬・ポメラニアンどちらの飼育経験からも、犬種や体格によって適したフードは変わると実感しているので、パッケージの対象犬種・体重の目安は必ず確認しましょう。
今回紹介した13商品はいずれも大型犬に配慮できる特徴を持っていますが、得意とするポイントはそれぞれ異なります。比較表を参考にしながら、まずは気になった1〜2商品をお試しサイズや初回特典、店舗での購入などから試してみてください。










